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日本の震災の犠牲者を悼むための植林イベント 

先週土曜日(5月21日)、東日本大震災で亡くなったすべての犠牲者を悼むための植林活動に参加してきた。
ビジョンとエネルギーに満ちた主催者から感銘を受け、是非社長レポートで取り上げることにした。
今回の植林活動には130名参加し(内、日本人十数名)、合計2000本の木を植えた。

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写真①:植林活動の様子

モンゴルは1990年の民主主義革命を契機に自由市場経済へ移行し、近年は鉱山開発が牽引する経済の急成長を遂げている。その一方、環境破壊とウランバートル市への人口の過度な集中など、様々な問題に一気に直面。20年前に全国土の13%を占めていた森林が現在では6.3%まで縮小したと言われている。
環境破壊や砂漠化に危機感を感じる一部の人々は植林運動を進めている。

中でも代表的なのは、モンゴル国立科学技術大学の若手教授D.セルダラムが率いる学生や教職員の Myクラブ(マイ・クラブ)。彼のフェースブック:http://www.facebook.com/serdaram

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写真②: D.セルダラム教授

Myクラブは2007年5月に活動を始めて以来、6万本の木を植えた。そして、植えた木を毎年回り、水をやったりしている。活動には2008年に560人、2009年に640人、2010年に773人が参加。その内、現役大学生が9割を占める。
残りは教職員や一般社会人。最近は卒業して社会人になった元学生が増えている。卒業した学生が就職先の会社で植林活動を提案するなど、彼らの努力が少しずつではあるが、社会へ浸透している。
モンゴルの厳しい環境の中、木を植えるのはそう簡単ではない。6万本植えたうち、4.5万が今も生き延びている。

セルダラム教授は2003~2004年に現在のエルベグドルジ大統領とメールで意見交換などをしており、その後「木を植える日」を大統領が発表する際の下調査を、彼が中心になってMyクラブが行ったという。
「木を植える日」は2010年4月に告知され、毎年実施されることになっている。

現在のメンバー460人のMyクラブは、木を植える運動の他にも、社会に対して新たな波を作っている。
例えば、モンゴル初のノン・アルコール、ノン・スモーキングのパーティ・ショーを主催したり、英会話クラブやライブミュージッククラブなど他のフィールドで広がっている。
木を植える会社も増え、会社のCSR活動の一環として植林を毎年のイベントにしている会社も出てきている。
将来のビジョンとして、木を絆にして、モンゴルをあらゆる方面で改革していく若者のネットワークを作りたいと。毎年秋になると、植林活動に参加した全員にオペラやバレー、劇を無料で見る券を配り、そのネットワークづくりを各方面からサポート。

そして「本業の」植林の目標は、100万本を達成したい。100万本は5,000km2になる計算で、これぐらいの森林面積があれば、雨を呼び寄せることが可能だと気象学で言われているそうだ。
活動に必要な資金は、募金を呼びかけてどうにか集めている。今まで2100万トゥグルク(140万円相当)の募金が集まったが、常に資金繰りに追われている状態とのこと。

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現在、彼らが悩んでいる問題として、彼らが植えた14,000本の植林エリアが見張り人が亡くなったあと、彼の跡を継ぐ人を雇うための資金がない。またそのエリアのメンテナンスにお金が必要ということで、モンゴルの優良企業を片っ端から回っている。
見張り人がいないため、家畜などが食べたり、傷つけたりして8,000本しか残らなかった。また、その植林エリアの直ぐ近くに建設材料を採掘する企業の現場があって、環境破壊と目の前で戦っている姿が見える。

歴史の科目を担当しているセルダラム教授は言う。「モンゴルはチンギスハーンが築いた帝国が崩壊して以来、清の支配とソ連の支配のもと、事実上300年ぐらい独立を失っていた。1990年の民主革命はまさにモンゴルが真の独立を獲得し、新しい発展の道を歩み始めた起点である。木は200~300年生きる。今植えた木は300年後も歴史の証人として生き残る。
これからの200、300年は生まれ変わったモンゴルの歴史となる。それを国民の新しい意識が支配し、作って行かなければならない。家族と自然を愛しながら、良きコミュニティを作り、それを経済成長で裏付けていく新しい歴史。木を植える若者たちを広げることで、モンゴルにその新しい文化、考え方を広めて行きたい」と話す。

(以上)

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