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ゴビ熊の敵は金掘りニンジャ 

gogo.mnより(2011.06.24)

世界でモンゴルだけに生息するゴビ熊(マザーライ)が、絶滅の危機に瀕している。ゴビ熊の現状や今後の計画について、モンゴル科学アカデミー生物学研究所・哺乳類エコロジー研究室研究員のL.アムガラン氏に話を伺った。

-いつからゴビ熊は絶滅の危機に瀕しているのですか?
-ゴビ熊は現在ゴビ保護地区の“A”地域、アルタイ山脈のの向こうにあるシャルホルスやセグスツァガーンボグドなどの山に生息している。大人になったオスをシャルマーハイ、メスをエビシ、子熊をアラムツァグと呼ぶ。1953年に人民代表会議の決議でゴビ熊を保護動物に指定し、狩猟を法律で禁止した。1960年代に、学者のA.ボルドらがゴビ熊の生息数を調査したところ、25-50頭だった。

-最近の調査について説明していただけませんか?
-2005年からゴビ熊の調査をしている。自然保護官と協力し、ゴビ熊が生息するオアシス、沸き水のある場所に自動カメラを設置している。撮られた写真で何頭いるかを確認する作業をしている。また、毛のサンプルを集め、遺伝子検査で年齢や性別の確認をした。自動カメラは1000枚の写真を撮った。研究の結果、少なくとも22頭のゴビ熊がいることが分かった。実際にはこの広いゴビにもっとたくさんのゴビ熊が生息している可能性がある。

-するとゴビ熊の数が減っていると言うのは間違いということでしょうか?
-20頭と言うと、絶滅してしまうと皆が思ってしまう。しかしゴビ熊は人間が立ち入らない場所に住む。穴を見つけるには20-30km歩く必要がある。近年はゴビ熊にGPSを内蔵した首輪をつけた。この首輪は2年立つと自動的に外れる。

-エビシ(母熊)は年間に何頭子供を生むのですか?
-ゴビ熊の繁殖は気候に影響される。気候が良い夏には繁殖も良い。概してゴビ熊の繁殖は時間がかかる。エビシは2年に1回子供を生み、大体1度に双子のアラムツァグを生む。子熊が2歳になるまで一緒にいる。母親を繁殖させない子熊も時にはいる。

-自然保護官らがゴビ熊に餌を与えていると聞きましたが。
-ゴビ保護地区の保護センターが、20年間餌やりをしている。春に冬眠から覚めて、お腹を空かせて出てきたゴビ熊は、草がまだ生えてないので食べ物を探し回る。そのため家畜の餌を与えることにした。最初は普通に置いて与えていたが、次第に入れ物を使うようになった。15ヵ所に給餌用の入れ物を設置している。春は3月の中旬に、秋は冬眠するまで餌を与えている。これはゴビ熊を保護し、頭数を維持するために重要である。しかし、消化があまり良くない。また、調査の目的で犬の餌もやってみた。最初は食べなかった。狐や狼や針ねずみが食べてしまった。ゴビ熊は肉食動物だが、獲物を捕まえるのが下手だ。しかし、ここ何年間も水不足が続き、餌が少なくなった。最近の10年間、エヘ川には雨が降らなかった。このためガゼルが少なくなった。この動物が少なくなると、ゴビ熊の餌も少なくなる。それで、ゴビ熊の餌がバジューン(植物)になった。バジューンの根元は汁が多い。ゴビの人々はバジューンの根元をきれいにし、油で揚げてお菓子にする。粉々にして乾かすと小麦のようになる。

-肉食動物が植物を食べるようになると何か変化がありましたか?
-ゴビ熊はバジューンだけでなく、新しく生えた草やフムール、ターナや木の実も食べる。それにテントウムシやハエも食べる。大きな動物が少なくなったから餌が減っただけで、肉食をやめて草食動物になったわけではない。

-観光客にゴビ熊を見せることは可能ですか?
-ゴビ保護地区に入るには環境観光省からの特別な許可が必要だ。勝手に入ってはいけない。その地区のことを良く知らない人は、遭難する危険がある。この地域の厳しい環境が、ゴビ熊を守っていると言ってもいい。近年は金を勝手に掘るニンジャらが、この地区へ侵入するようになった。

-ニンジャらはどんな悪影響をもたらしていますか?
-彼らはゴビ熊のいる地区のすぐ側まで来ている。ゴビ熊だけでなく、野生のラクダやホランも人間が行った場所には住まないのだ。学者らもゴビ熊に首輪を付ける時に細心の注意を払う。餌置き場の近くでタバコを吸ったり、色々な臭い出すことは禁止されている。しかし、ニンジャらはゴミをあちこちに捨てる。自然保護官が取り締まって、金属探知機を没収しても、罰金を払って取り返してしまう。このためゴビ熊の最も危険な敵は、ニンジャである。

-この問題について環境観光省には報告しましたか?
-我々は調査結果を関係各所にいつも報告している。それを元に環境省が政策を立てるだろう。数少ない自然保護官らが昼夜を問わず取り締まっているが、効果がない。少額の罰金を課すことしかできない。ニンジャらの金属探知機をその場で没収し、処分できるという法律を出すべきだ。

-ゴビ熊をパンダのように特別に保護することについて調査しましたか?
-パンダは草食動物で体も小さいし、性格は優しい。しかしゴビ熊は性格も荒々しいし、人間を怖がらない。我々の調査中にも襲われたことがある。ゴビ熊を繁殖させ再び自然に戻したとき、ゴビ熊が自分の力でまたバジューンを掘り出して食べられるかを、まずよく考える必要がある。肉食動物を人に慣れさせることは危険である。そのため、最初に良く調査する必要がある。繁殖させ世界の各国の動物園に売ってもいい。そこからの収入で、餌の成分を改良してもいい。とくに餌にタンパク質を含ませることについて研究する必要がある。

-生物学研究所の今後のゴビ熊保護をどのように計画していますか?
-世界の多くの国では、数少ない動物を保護するときに環境を保護している。景観保護が砂漠化につながるか否かをまず調査する必要がある。ゴビは降水量が少ない。このため生態系を守るために泉を作り、水の供給の問題を解決する政策が必要だ。当研究所では、これについて研究している。

原文とゴビ熊の写真はこちら

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

Re: タイトルなし

履歴書の書き方の見本さん

コメントありがとうございます。
また遊びに来て下さい。

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