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北東アジア天然ガスフォーラムが行われた 

news.mnより(2011.08.30)

天然ガスについては、モンゴル人はあまり知らない。時々使うガスコンロや、たまに見かける天然ガスで走る自動車で思い出す程度だ。しかし、世界全体で見れば、天然ガスが最も重要なエネルギー源である。少なくとも、北東アジアの各国はロシア天然ガスの主要な需要家であるため、1997年に北東アジア天然ガスフォーラムを設立した。

日本、韓国、中国モンゴルロシアの専門家・機関の代表が参加した、同フォーラムの第12回会合が3日間にわたってウランバートルで行われ、本日閉会しようとしている。

天然ガスは、シガーライターをはじめ、発電所にいたるまで、あらゆるところで利用されている。北東アジアで最大の消費国は日本である。北東アジア地域の天然ガス使用量の42%を、この島国単独で使用している。次に中国日本に迫る勢いで消費している。韓国の消費は16%を占めており、これら3国の消費量をあわせると世界の7%になる。それゆえ、天然ガス埋蔵量で世界一のロシアの政策は、北東アジアの各国にとって非常に重要である。ロシアはここ数年、ロシア南東部、バイカル湖近くのコビクタにある天然ガス田から、北東アジアの国々に天然ガスを供給しようとしている。最近では、北朝鮮へパイプラインを設置し、北朝鮮を経由して韓国の市場へ天然ガスを供給する話し合いを行ったことは、他の周辺各国の思惑に反するものであった。しかし、ロシアの天然ガスを中国経由で供給する思惑が彼らにはあるらしい。

一方で、中国という天然ガスの一大市場へ天然ガスを供給することが、ロシアの政策であることはまちがいない。そうするとロシアの側から中国市場へ供給するためのパイプラインをどこに設置するかを決めることが、問題のひとつである。もしモンゴルを経由して天然ガスパイプラインを設置するなら、それに伴う天然ガス通過料収入や、モンゴル国内の天然ガス需要が増えるといったメリットがある。そのためにも、最近、石油庁はモンゴル国民に天然ガスの使用を推奨し、モンゴル国内に天然ガスのパイプラインを設置する件について北東アジア各国と話し合っている。フォーラム参加各国と共同で声明を発表したり、条約に署名することで、各国政府の後押しになる。ロシアが今後3年間にコビクタの天然ガス田を市場に投入するなら、最終消費者に供給するパイプラインの設置問題に関して、モンゴル国に対する北東アジア地域の各国の支持が必要になることは間違いない。

ちなみに、国際エネルギー機関は、天然ガスの需要がますます増えている今の時代を、「天然ガスの黄金時代」と名づけている。同機関の発表によると、天然ガスの需要は2030年には石炭の需要を上回り、2035年には世界各国で石油の代わりに天然ガスが使われるようになるとのこと。原子力エネルギーの将来が不明確なことも、天然ガスの需要を増やす要因となっている。天然ガスの使用量では中国とアメリカなどが最大となるとのこと。中国が今後、煙を出さない燃料の使用を増やす政策を出したことは、これまで一定だった天然ガスの消費量を増加させた。

国際エネルギー機関の調査によると、世界で最も人口の多い中国にある20の都市のうち16の都市が石炭によってエネルギーを供給している。しかし、上記理由により中国は石炭を天然ガスに置き換えようと努力している。中国の天然ガスの消費量は、(現在)ドイツと同程度であるが、2035年にはヨーロッパ全体の消費量に匹敵するとのこと。一方、アメリカもエネルギー源の60%を占める石炭の消費を、今後20年で天然ガスに置き換えることを計画している。

天然ガスを世界中が上記のように主要なエネルギー源とする理由を紹介すると、天然ガスを使ってクリーンエネルギーを生産することができると同時に、供給が安定しており、また、需要側・供給側双方の技術が今後も開発され、さらに改善されることで、天然ガスの果たす役割はますます大きくなっていくとのこと。それだけでなく、天然ガスの埋蔵量は十分にあるので、他の燃料と比べると安心できるのである。

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