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ゲル地区に街路灯を! 

news.mnより(2011.12.06)

ゲル地区に住むある少年が、夕方真っ暗な帰り道が怖いので、走って帰っていると犬に襲われた。
ゲル地区の子供たちが、帰り道が明るくなって欲しいと願い続けてずいぶんと時間が過ぎた。
毎年、ゲル地区の住民は大人も子供も街路灯の設置を望んでいるが、彼らの望みは実現していない。
ゲル地区街路灯を設置するという話はたくさんあるが、実行されることは少ない。

今年から、街路灯の問題を解決するために、各区ごとに担当する会社を割り当てた。これだけでも少し進歩したと言える。
ゲル地区、市内の道路、広場に街路灯を設置する事業に、今年は50億トゥグルク(約3億円)の予算を計上した。それなのに、ゲル地区の住民は未だに真っ暗闇の中を恐る恐る手探りで歩いている。

ウランバートルには15000基の街路灯がある。
すべてが点灯しないとしても、年間3600時間以上点灯するはずだ。
それに、冬と夏では点灯時間も違う。
今ある街路灯も、点灯するものよりも、(メンテナンス不良により)点灯しないものの方が多く、薄暗く点灯しているものも、数日過ぎると壊れてしまう。

「家の繁栄は玄関から」という言葉があるように、街路から始まる都市の文化は、市の中心部だけにあるのではないということに気づいて欲しいものだ。
それなのに、「街路灯を改善する」と言えば、市の中心部のいくつかの通りの街路灯を交換して終わりと考えている人が多くいるようだ。
それも仕方ないだろう。偉い人たちはゲル地区を通らないのだから。

去る4月にウランバートル市の幹部が
「市の街路灯設置率は95%になった。1950年以降ほとんど街路灯は放置されてきたが、現在、新しい技術と新しい管理方法で街路灯事業が始まった」と話していた。
ただ単にツェレンドルジ通りを今年990万トゥグルクをかけて整備し、街路灯を設置しただけなのに、たいそう誇らしげな数字である。
このような数字を挙げて街路灯整備は十分であると考えている人は、一度ゲル地区の通りを歩いてみるといい。
何度転んで泥だらけになることか。

誇らしげに95%などと言っている偉い人たちは、市民が真っ暗闇の中を怖い思いをしながら歩いているのを知らないのだろう。
ゲル地区の外れの住民の話では、偉い人たちの言葉と行動には違いがあるようだ。
ソンギノハイルハン区第3ホローの住民は
「市内の中心部の街路灯はまだまし。しかしウランバートルの街路灯は本当に時代遅れだ。子供たちが夕方の授業が終わって学校からの帰り道に暗い通りを歩いていると、犯罪の犠牲になることが非常に多い。これは街路灯と関係がある。」と言った。
町外れの区にある学校のほとんどは3交替で授業をしている。
低学年の子供たちも19時に家に帰っている。
今は冬なので暗くなるのが早い。
さらにゲル地区の煙により視界が悪くなる。
このようにしてゲル地区の住民は暗い夜道につまづきながら、いつの日か街路灯が設置されることを望み続けている。

去年の調査で1つ興味深い数字が出た。
ウランバートル市の街路灯がない地域では犯罪の発生率が60%高い。
これは警察が発表した数字である。
調査では、ゲル地区および街路灯のない通りで犯罪、強盗、強姦が非常に多く発生するとのこと。
そのため、ゲル地区に街路灯を設置することは犯罪を防止するための最も有効な対策となることを述べていた。

世界の他の国では、防犯のために街路灯を改善している。
犯罪件数を実際に減少させるために最も力を入れたのは街路灯(防犯灯)の設置である。
例えば、日本は市街地の全ての通りや広場に街路灯を設置したことにより、防犯に効果があったとのこと。

私達はモンゴルの首都に住んでいる。
それなのに、暗くなって家に帰るのに手探りで歩く状態をいつまで続けるのだろう。
通りの整備は、たくさんのモニュメントを作れと言っているのではない。
せめて薄暗くてもいいから街路灯を設置してくれれば、多くの人が喜ぶ仕事となるだろう。
真っ暗闇のゲル地区は、いつになったら暗闇から開放されるのだろうか。

Sh.オユンチメグ記者
アルディン・エルフ新聞

原文はこちら




訳者より:
冬至が近づくにつれ、日没が早くなって、最近では夕方5時過ぎには暗くなっています。
しかし、街路灯のタイマーが7時に設定されていたりして、6時に真っ暗な中を歩く時には
私も怖い思いをすることがあります。

また、街路灯の新設もまだ追いついていない中で、切れた電球の交換や、壊れた街路灯の修理など
メンテナンスがおろそかになっていることも否めません。
ウランバートル中心部でも、メンテナンスが不十分なために、暗い歩道もあります。
自己防衛のために、そのような道は極力避けています。

ゲル地区の街路灯整備については、市役所としては、アパート建設や道路舗装、
上下水道、暖房の整備と一緒に整備するつもりなのかもしれませんが、
煙の問題と同じく、防犯の問題も、差し迫った問題であることに変わりありません。

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