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煙の低減に何一つ協力しないくせに・・・ 

news.mnより(2012.02.01)

MCSホールディングのCSR責任者B.ソロンゴ氏にインタビューした。

-ミレニアム挑戦基金から実施されているプロジェクトのひとつとして、ウランバートル大気汚染を低減するための少なくない予算があります。ここから4200万ドルをMCSグループ完全燃焼ストーブプロジェクトのために全額せしめたという情報が広まっています。これについてどのように説明しますか?

-プロジェクトに関連する全ての資金調達は、担当者が公表するだろう。
当社はミレニアム挑戦基金の「きれいな空気」プロジェクトから1トゥグルクも前金として受け取っていない。
逆に、自分たちで出資して、リスクを背負いながら実施している。
ゲル地区の世帯に完全燃焼ストーブを届けた後、ストーブおよび活動費、割引の差額をミレニアム挑戦基金の「きれいな空気」プロジェクト、政府の「きれいな空気」基金から受け取る。
そもそも、MCSグループはこのプロジェクトから1トゥグルクも利益を得ようとは思っていないことを述べておく必要があるだろう。
この仕事をするために、いかなる前金も受け取っていないことももう一度述べておく。
現時点では、当社は自己資金から200億トゥグルク以上を出資し、ストーブを購入し、ゲル地区の世帯に配っている。
それゆえ、マスコミが書き立て、一部の人が述べているような「MCSグループが4200万ドルをストーブのビジネスによって得た」という情報は、根も葉もない噂だ。
このことは、政府のきれいな空気基金、アメリカのミレニアム挑戦基金に問い合わせてもらってもいい。

-第1にリスクがある、第2に何の利益も無いこのようなプロジェクトにMCSグループが参加する理由は何ですか?ビジネスをする企業は何らかの利益のために活動するのではありませんか?

-ビジネスが利益だけのためにあると考える時代はすでに過去の話だ。
煙はウランバートル全市民の問題となっている。
ウランバートル市民の中で、煙の外で呼吸している人は一人もいない。
それゆえ、モンゴルの大手企業が煙対策のために力を合わせることは当然の成り行きだ。
きれいな空気プロジェクトは、政府、援助機関、民間企業、市民という4者が協力する正しい仕組みのプロジェクトだ。
大手企業は、社会的責任(CSR)を果たし、このプロジェクトに参加する時が来た。
そのためにも当社はこの仕事を引き受けた。
ただ口先だけで煙を低減すべきだと言うだけではなく、実際に煙の少ないストーブを販売している企業に協力して一緒に働こうと言った。
労働力、輸送手段を調達し、どうすれば短期間で煙を低減できるかマネジメントに参加している。

-巷ではこのような噂があります。「MCSグループはいつも大きなプロジェクトに参加して、いつも名前が挙がる。そのため、アメリカのミレニアム挑戦基金の巨額の資金のプロジェクトにも参加したのだろう。」と見られています。そもそも御社はなぜこのプロジェクトに参加したのですか?

-当社はプロジェクトの審査には最初は参加していなかった。
煙を低減する他の道を探していた。
ところが、ずっと前に行われたミレニアム挑戦基金の審査で、セレンゲ・コンストラクション社がトルコのストーブで審査に合格していた。
以前、ストーブのプロジェクトでは、大量のストーブを製造する段階でプロジェクトが頓挫していたので、輸入することでこの問題を短期間に解決することができると専門家はアドバイスしていた。
7万台のストーブを自己資金で輸入し、その数の世帯に届ける仕事を引き受けられる資本力のある会社はモンゴルにはそう多くは無いだろう。
そこでこの仕事を積極的に進められる大きな会社が参加するのが良い、という要望が度々当社に寄せられたので、当社は参加することにした。
当社は本当にこのストーブが効果を上げ、煙を低減できるなら、企画調整の面で協力しようと決定し、セレンゲ・コンストラクションと一緒にこのプロジェクトを実行しているのだ。
当社は7万台のストーブを2012年より前に輸入した。
その理由は、このプロジェクトをより力強く進めていこうと目指したからだ。
現在、ミレニアム挑戦基金、政府の「きれいな空気」基金から割引して市民には定価の7-10%の価格でストーブを販売している。
ストーブ自体はミレニアム挑戦基金の選定基準をクリアした物なので、MCSグループはそれを受け入れ、実際に効果があると信じて仕事をしている。
ウランバートルの煙が低減できるなら、誰もが必要とするだろう。
そのため、この仕事に高いリスクを背負って参加した。

-煙を低減すると言ってストーブを外国から持ち込むのは間違っていると多くの人が非難しています。一方ゲル地区をアパート化すれば、根本的に煙の問題を解決できるのに。と言う人々がいますが?

-全ての物事は一朝一夕には行かないものだ。
現在の煙の問題は、1日や1年以内で解決できるものではない。
とげを抜いたように、次の日から煙がなくなるということは無い。
MCSグループは完全燃焼ストーブだけで煙の問題を解決しようとは考えていない。
煙の出ない燃料についても研究をしている。
さらに、専有面積は小さいが、低価格の若夫婦世帯向けのアパートのプロジェクトも実施している。
煙の60%がゲル地区から発生していると言われている。
残りの40%は自動車やその他から発生しているという調査結果がある。
そのため、ゲル地区で発生する煙をアパート化によって解決しようとすれば、現在ゲル地区で生活している18万世帯以上のアパートを用意する問題について話す必要がある。
これは5年や10年単位では測れない長期にわたる仕事である。
10年後には煙はなくなるからと言って待っていてもいいのか?そうではないだろう。
短期間で早く解決する方法は、煙を発生させているストーブを、煙の少ないストーブに変え、燃やしている生石炭を煙の少ない燃料に変え、長期的にはアパート化することで解決できる。
アパートについては、当社は「新ゲルホローロル」と言う1700世帯のアパートを建設し、今年の第3四半期には供用開始できるよう準備を進めている。

-煙を低減する仕事に参加したMCSグループに向けられた批判が多く出ています。政治家の中にも批判する人が出てきました。御社はこの傾向をどのように見ていますか?

-市民の健康上の大問題を政治問題化する前に、政策によってどのように解決するかを議論すべきだ。
それなのに、現在は逆に行っている。
「私はゲル地区で生まれ育った」と言っているくせに、ゲル地区で生活している世帯の燃料費を50%節約し、ゲルの中の灰、ススを無くし、大気汚染を減らそうとしている仕事に反対している政治家がいる。
当社について批判や根も葉もない噂を流している人々が、煙を減らすために自分自身は何をしたか聞きたい。
指一本も動かさずに批判をし、批判する時に嘘の情報を流しているのは、悪意のあるデマだと考えている。
先ほども述べたとおり、ミレニアム挑戦基金から当社は1トゥグルクも前金をもらっていないし、1トゥグルクも利益を得ていない。
当社を非難しているのは不誠実な行いだ。

-御社は7万台のストーブのうち4万台を各世帯に設置しました。煙低減の効果は感じられますか?

-効果は使った人が最初に述べるだろう。
なぜなら、その人が燃やしている石炭の量が減った。
去年小型トラック3台分の石炭を燃やしていたが、現在はトラック0.5台分でこの冬が越せそうだと話している。
この節約できた石炭がもし燃やされていたら、ウランバートルの煙がその分だけ増えていたことだろう。
少なくとも各世帯で節約できた分だけウランバートル大気汚染は低減している。
2つ目に、ストーブ自体の技術的特長がある。
点火後10分ほどは煙が出るが、火がおこってからは煙が出なくなることを使用者が話している。
当社はこのストーブを設置すれば完全に煙が出なくなるとは言っていない。
先ほど述べたように段階的に煙を減らしていくべきだ。
しかし、大気汚染監視局から出される情報によれば、煙に含まれる有害物質の成分は減少していると調査結果が示している。

原文はこちら

関連記事:「大気汚染
・ウランバートルとロンドン [2011/09/26]
・ゲル地区の住民は煙のない街を望んでいるか [2011/09/01]
・煙の少ない燃料の規格ができた [2011/05/10]
・大気汚染を減らす活動を開始する [2011/05/05]




訳者より:
この記事で挙がっていた数字が全て本当だったとして、
ちょっと計算してみましょう。

(条件)
・ゲル地区18万世帯のうち、4万世帯が完全燃焼ストーブを導入した。
・導入した世帯のこの冬の石炭消費量は小型トラック3台分から0.5台分に1/6に減った。
・ゲル地区から出る煙はウランバートルの大気汚染の原因の60%を占める。

60% x 4万/18万 x (1-1/6) =11.1%
ということでウランバートルの煙は11.1%減少したことになります。

しかし、現状が基準値の6倍から18倍という状況で、
11.1%低下したからと言っても感覚的には違いが分かりませんし、
人体に危険な状況であることに変わりはありませんね。

今年も引き続き煙の少ないストーブの普及に努めていただき、
次の冬には感覚的に違いが分かるレベルまで下がってきて欲しいと思います。

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