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製油所建設の現状について 

news.mnより(2012.02.02)

オルストゥリン・トイム新聞は「モンゴル製油所建設しよう」シリーズインタビューを掲載してきた。インタビューでは製油所建設の意義、必要性、経済的可能性と問題点について市民、専門家、管轄機関、担当者らの立場を読者に伝えてきた。

最も小さい能力の製油所を作るのにも5000万-1億ドルが必要

モンゴル国立科学技術大学 材料工学部化学工学科 D.ハンドマー講師

-モンゴル国立科学技術大学は石油精製化学工学分野のエンジニアを輩出して10年以上になる。
この分野を専攻した学生は、現在5人にも満たないほど少なくなった。

私達は最近製油所建設について話しあっている。
しかし、この分野の専門家はモンゴルでは非常に少ない。
本学科を卒業した学生はほとんどが、石油輸入業者に就職している。
(昔はあったが)今は製油所が無いのだから仕方がない。

私の考えでは、製油所を早急に建設する必要がある。
そのために我々も少なからず協力しているし、ある程度の専門教育を受けた学生を送り出している。
学生に教えるためには自分自身が理解している必要があるので、私はこの分野をかなり深く勉強したと言える。

多くの企業のプロジェクトも調査している。
一部の企業は、あまりにもずさんで、とても科学的とはいえないレベルで、最低限の要求事項すら満足していない計画書を提出していた。
専門家ではない者がこの分野に参入することはあってはならないことだ。
このことを十分に調査した上で許可を与える必要がある。
そうでなければ、莫大な資金的リスクが伴う。

最も小さい能力の製油所を作るのにも5000万-1億ドルが必要だ。
しかし、これは資金のある政府や大企業が行う仕事だ。
重要なのは、専門家を十分な数だけ参加させる必要があるということだ。
製油所を建設するのに5年間出資し続けても、あとの10年で投資を早期に回収することができる。

製油所からはガソリン、ディーゼル燃料などの製品だけでなく、副産物として良質な燃料、オイル、機械油の原料、コークス、残さ油などの製品が取れる。
この手本となるのが日本だ。日本には油田はないが、原油を購入し、精製する過程で多くの化学製品を生産しながら今日のレベルまで工業発展を遂げてきたという。
そのため、製油所を建設することはモンゴルに絶対に必要なものの1つだ。
最も注意しなければならない問題は、製油所を建設することばかりに気をとられて、専門教育を受けた人材を用意することを怠ってはならないということだ。


我々の事業は停滞している。

ヘット社 B.フデル・ヤン副社長

-モンゴル国はこれまで、燃料を1つの国(ロシア)に依存してきた。
石油探査事業は1940年代に活発に行われ、製油所を建設し、稼動させていた。
そのため、製油所の事業は全く未経験の仕事ではない。
残念なのは、製油所で事故が発生し閉鎖されたことだ。
それ以降、国内の石油探査も止まってしまった。

1991年に石油に関する法律が成立し、別途石油探査事業が始まった。
こうして、モンゴルは石油の純輸入国ではなく、輸出国になった。
しかし、この石油を国内の需要に使うことはできないことは残念なことだ。

我々は2000年以降、製油所建設に関する調査をしている。
そして、去年2月22日以降、国の特別許可を得ようとしたが、現在まで許可が下りていない。
我々の事業は停滞している。
しかし、完全に止まったわけではない。プロジェクトは継続中だ。
プロジェクトの技術的、経済的基盤を詳細に詰め、内部のインフラを建設する等の事業を検討中だ。

もし政府から国内に製油所を建設する事業に支援が得られれば、石油価格を下げる、供給を増やす、国内標準を改善する重要な役割を果たす。
例えば、当社は建物の図面を出した。
設備については、最も多く小規模製油所を作ったアメリカのVintech Engineering社の設備を選定した。

我々は国から特別許可が下りないことによって時間を失っている。
この事業は1年間止まった。もし去年特別許可が下りていたら、今年は基礎工事のほとんどを終わらせることができていた。

我々が建設する製油所は年間12万トンの石油を精製する能力のある小規模モジュールの工場である。これは将来的には拡張できるという意味だ。

もし製油所を建設したら、4種類の製品を精製する。
ガソリン、冬用および夏用燃料、残さ油、液化ガスである。
最新の技術を導入し、廃棄物も少ない。
モンゴルはロシアからユーロ-2規格の製品を輸入している。
しかし、我々はモンゴルでユーロ-3規格の製品を精製することができると言う事ができる。

モンゴルにはツァガーン・エルス、タムサグという2つの油田で採掘が行われている。
しかし、全てを中国に原油のまま輸出している。
これを国内に向けるための1つの方法が製油所建設事業である。

また、この製油所を建設することで、我々は燃料価格についてもその時の国境の輸入価格より10%安くすることができると見ている。
調査によると燃料価格を3桁(1000トゥグルク未満)で維持することが可能だ。

Ya.ホラン記者
オルストゥリン・トイム新聞

関連記事:
燃料価格をさらに下げることは可能 [2012/01/21]
製油所建設の設計書作成作業が始まった [2011/03/28]
モンゴルは製油所建設する [2010/09/28]

原文はこちら:



訳者より:
先日の記事
燃料価格をさらに下げることは可能 [2012/01/21]
の訳者コメントに書きましたが、市場を寡占している石油輸入業者は製油所が作られると困るわけです。
ヘット社の製油所建設事業が、国から許可が下りないことにより止まっていることについて、
なぜ国が許可を出さないのか、どこから横槍が入っているか、なんとなく分かりますね。

日本が関わっているダルハンの製油所の方には横槍が入らないことを祈りたいです。


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