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モンゴル総選挙および市議会選挙が実施された 

BFM 社長 トルガト・マインバヤル(2012.07.01)

6月28日に国政選挙および市議会選挙が行われた。
今回の選挙は、国政選挙と地方選挙を同日に行うための第一歩として市議会選挙を行った他にも、比例代表制度の導入、電子集計機の導入、外国在住のモンゴル人の投票を初めて実施するなど、多くの面で特徴的な選挙となった。

前回(2008年)の総選挙では、選挙不正に不満を抱える大衆が大規模な暴動を起こし、結果として5人の死者が出たため、その教訓からモンゴル国会は2011年12月に選挙法を改正し、今までの選挙における問題が再発しないための工夫を多く組み込んでいる。

例えば、
・政党や会派がマニフェストに現金の支給(バラマキ政策※1)を公約することを禁止した。
 (※1)2008年の選挙で最大与党の人民革命党(現、人民党)が、国民一人あたり150万トゥグルグの現金を支給するという公約をしたことでインフレ率の上昇や国家予算の圧迫など多くの問題の原因となった。
・選挙活動における不正行為(現金を配布する、二重投票する、有権者名簿を改ざんするなど)は、「政権を不正に勝ち取るための反国家行為」として重い刑事処分の対象になった
・選挙の宣伝活動における金銭の使途を規制し、富裕層の立候補者が過度に有利になることを制限した。
・投票用紙をマークシートにして機械で読み取る方式に変更し、集計途中での不正を防止した。

投票日の6月28日は平日であったが、国民の選挙へ参加を奨励するため「休日」にした。
朝7:00から夕方20:00まで投票が行われ、183万人の有権者のうち、65.24%にあたる約120万人が投票した。

投票の結果、現時点で全76席のうち、民主党が31議席で第1党となり、人民党27議席、人民革命党・国家民主党の「公正」会派が11議席、市民の意志-緑の党2議席、無所属3議席が確定し、民主党単独では過半数に満たないため、他党と連立政権を構成する方向で調整に入っているが、人民党と人民革命党・国家民主党連立して政権をとる可能性もあるため、現時点ではどちらが政権を取るかは明らかになっていない。

選挙区のうち、2議席は得票率が28%に満たないため、再投票を行うことになっている。

外国在住のモンゴル人の投票では、比例代表の選挙権が与えられ、有権者の45.38%が民主党、24.48%が人民党、12.28%が市民の意志・緑の党、9.68%が人民革命党・国家民主党の「公正」会派、残りはその他の政党・会派に投票した。

過去の総選挙の結果は以下の通りであった:
1992年(第1回)70:4で人民革命党の圧倒的な勝利
1996年(第2回)25:50で民主党の勝利
2000年(第3回)72:1で人民革命党の圧倒的な勝利
2004年(第4回)36:36で連立内閣が誕生
2008年(第5回)45:28で人民革命党の勝利だったが、大規模な混乱が起きた結果、連立内閣が発足

今回の首都ウランバートルの市議会選挙では、民主党が圧勝している。
(市議会選挙結果については、別記事を参照)

議席を大きく減らしたモンゴル人民党をはじめとする政治団体が、「電子機械の読み取りに不正があった」などと選挙の結果を認めず反対しているが、中央選挙管理委員会は「確認のために一部の選挙区では手作業で集計しなおしたが、機械集計の結果との差は無かった」と発表している。

2008年7月1日に起きたような大衆の暴動が起きる様子もなく、今回の選挙は平和的に行われたと多くの国民は安堵している様子である。

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