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2014年にモンゴルが克服すべき5つの課題 

読者の皆様
新年あけましておめでとうございます。

2014年最初の記事は、エコノミストのジャルガルサイハン氏のコラムから
お届けします。

今年も弊社バックフォースとブログ「モンゴル最新ニュース」を
よろしくお願い申し上げます。



Mongolian Economy より(2013.12.25)

まもなく過ぎようとしている2013年に、
アルタンホヤグ内閣はよく働いたと言うべきだろう。

大臣たちの海外訪問が減少し、毎週土曜日に閣議を行なうことが定例化した。
たった1年で過去最長となる1,800kmの舗装道路を整備し、
それまで3,000kmであった道路を60%延ばした。

投資も増加し、大臣以下の者が宴会をせずに仕事をすれば、
このような驚くべき結果が出せることを市民に示した。

2014年に関しては、アルタンノミクスの前途にはいくつの課題があり、
それらを克服することは政府だけでなく、モンゴルの将来の運命をも左右する。

第1の課題:輸出を回復する

鉱山業の輸出競争力を高め、何よりもまず、オユトルゴイの地下採掘を始めること、
石炭を洗炭加工して輸出することが最初の課題である。

オユトルゴイプロジェクトのコストを削減し、新しく資金調達する等の多くの問題を、
国会ではなく取締役会で決定すれば時間を節約できる。

中国の石炭輸入が増え続けているにもかかわらず、
モンゴルからの輸出が減少しているのは、モンゴルの競争力と関係がある。
トラックでどれだけ石炭を運んでも競争がないので、
鉄道の問題を、通過輸送ルート建設と同時に両隣国と相談することは良いことだと思う。

この問題を解決する鍵は、鉄道の線路幅の違いであり、
隣国の幅の違う鉄道がモンゴルに乗り入れ、
貨物をモンゴルで積み替えて運ぶようになれば、
バランスのとれた、安定的関係が生じる。
このプロジェクトに投資することは皆に利益がある。

第2の課題:財政赤字をGDPの2%以下にする

実のところ、2013年は資金的には政府は贅沢な年だった。
国会で認定された正式予算以外に政府保証や債券により調達した
「第2の予算」があった。

正式予算は政府全員で、第2の予算は大臣が一人で使ってきた。
国が将来返済すべき借金を、「天の力」を得たと思い上がった大臣を
地上に引きずり戻し、開発銀行のプロジェクトを
国の予算を経由して実行する必要がある。

一つの国には一つだけの予算があり、その収支は公開されるべきだ。

予算の支出が収入より多かったとしても、GDPの2パーセントを
超えないという制限が予算安定化法にある。
政府はこの法律を守る必要があり、守れなければ責任を取るべきだ。

第3の課題:対外債務をGDPの40%以下にする

私達は毎年7,000万ドルをチンギス国債の利子として払い、
2017年からは5億ドルの元金も払う。

それ以外に国会が政府に50億ドルまでの債券を出す許可を
以前出していたのを実行し、先日2億9千万ドルすなわち
300億円のサムライ債を販売している。

2年前、開発銀行に5億8,000万ドルの保証を出したことなどを
含めて計算すると、モンゴルの対外債務はGDPの半分に達した。

またIMFは2014年のモンゴルの経済成長が1桁で、
インフレは2桁になると予測している。

次の政府は2017年に50億ドルをすぐ払うことができないので、
今の政府が早めに借金を払うための預金を始める必要がある。

この資金を集める一つの方法は、国有会社を計画的に民営化することだ。

経済成長が下がり、予算の収入が減るので政府の多くの基金を統合し、
国家財産の基金を設立する必要が出ている。
この基金の管理を政府から独立した委員会から選ばれた
専門チームが管理するべきである。

予算を有効に使うため、社会向けの投資の利益に集中し、
平坦になった福祉や補助金を、本当に必要としている貧困層や
障害者に、デビットカードを通して使用した目的に合わせて
支給するように改革するのだ。

中間層の人たちには金ではなく、雇用の場を提供すべきで、
それは民間の公正な競争の結果によってのみ実現する。

第4の課題:ビジネスしやすい環境を作る

ビジネスしやすい環境とは、インフラがよく整備され、
官僚主義がない公共サービスを言う。

しかし、ビジネス活動を行う際、低金利のローンがない、
トゥグルグ・ドルの為替レートが激しく変動し、
インフレが悪影響を与えている。

さらにもう一つの問題は、専門的な人材、特に力仕事をする
人たちが少ないということある。

政府がモンゴル銀行と協力して実施している価格安定化対策は、
価格を吊り上げるリスクを含んでいるとIMFから警告されている。

一方で、ドル・トゥグルグ相場の柔軟な政策を掲げ、市場によって
為替レートが決められることは正しい一歩だとIMFは述べている。
ドルの値上りは、国内製品の販売によい影響を与えている。

モンゴルのビジネスはこれまで、商業銀行からドルで融資を受け、
返済資金をトゥグルグで集めるので、トゥグルク安とインフレで
企業は二重に困難な状態になり、さらに税収が途絶えたことで
国税庁からの突き上げにも困っている。

ビジネス環境が安定し、法律や規則が明確な国にこそ
海外投資は入ってくるものだ。
そして投資が入ってくるからこそ国が発展する。

第5の課題:政治の改革

モンゴルの社会と経済の将来の発展は、大きな政府からスマート政府へ
移行できなければ、大きく停滞することになる。

時宜にかなったエルベグドルジ大統領の提案をどれだけ早く実行するか否かで、
モンゴルの生活水準が向上するか否かが決まる。

大きな政府をスマート政府に改革することは、
今の政府の問題だけではなく、全てのモンゴル人の運命にかかわる問題である。

政府の中の汚職をなくし、金持ちがさらに金持ちになり、
その他大勢が貧乏になる現状からモンゴルがいち早く抜け出せなければ、
民主主義、自由経済を継続できるか否かの瀬戸際に来ている。

この改革を市民たちが肌で感じ、効果が彼らの生活の中にすぐに現れなければ、
今のように大きな物価上昇、トゥグルグ安、給料・年金の価値の低下している時には、
地下資源の収入の不公平な分配がひどくなればなるほど市民は政府への信頼を失い、
いずれ耐えられなくなって抵抗し始める、

アルタンホヤグ内閣が2014年にこれらの問題を解決するために、
できることすべてを行なったか否かによって、
私たちモンゴル人の生活や国の近い将来がどうなるかが決まる。
成功を祈る。

原文はこちら

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