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石炭によって発展するか、停滞するか?(1) 

jargaldefacto.com (2014.02.26)より

1ヶ月も前の記事になってしまいますが、
いつも切れ味鋭いコラムを発表されているエコノミストの
ジャルガルサイハン氏のコラムが興味深かったので、
2回に分けて紹介します。



モンゴル石炭無しで想像することは難しい。
総輸出量と予算歳入の4分の1は、この見た目の良くない資源に依存している。
また、我々は電力利用の8割、暖房の9割を石炭から得ている。
気温がマイナス40度以上に寒くなるため、どんなに大気汚染になっても
石炭を燃やして冬季を過ごすしか方法が無い。

しかし、近年、高熱量の石炭を南の隣国・中国に輸出して以来、
我が国の石炭分野が急成長している。

モンゴル石炭の予想埋蔵量は1,733億トンで確認埋蔵量は240億トンと確定した。
2013年、40の鉱山から3,300万トンの石炭を採掘し、
3分の2を輸出し、900万トンを国内エネルギーに使用した。
この重要な分野における官民、鉱業協会、投資家らが毎年恒例として会合し、
情報交換や、直面している課題や展望について協議している。

この習慣を作った「コール・モンゴリア2014」フォーラムに
8カ国の代表者1,000人余が出席したのは昨年より増えた。

特に目立った点
政府政策:
同フォーラムに首相、外務大臣、鉱業大臣、財務大臣が出席し、挨拶したのは目立った。

彼らはこれまでの一年でモンゴルの鉱物資源分野の政策を決定し、
投資を支援する法律を改正し、ビジネス環境を安定化させたことを発表し、
この分野における投資を呼び掛けた。

政府が石炭加工を支援し、石炭精製・コークス化・石炭化学工場を設立し、
炭鉱に依拠した発電所を建設し、褐炭とオイルシェールを利用して
煙を排出しない液体燃料、ガスを製造するプロジェクトを実施し始めた。
近い将来、モンゴルが自国需要を満たし、さらに、輸出国になるとのこと。

石炭でガスを製造するプロジェクトについては、MAK社がアドーンチョロー鉱山、
MCS社がバガノール鉱山でそれぞれフィジビリティスタディを完成次第、実行開始する。

オイルシェールの探査と液体燃料を生産するため「ジェーン・シェール・オイル」社が
営業している。政府は褐炭を利用し年間1,500万立法メートルのガスを
生産する工場を設立し、北京へパイプラインを設置するプロジェクト(300億米ドル)
を実施することで中国と合意し、鉱山を選択しているそうだ。

中国の石炭市場の状況:
Fenway調査会社の報告によると、2014年には中国のコークス用石炭の
需要と供給の成長率はともに5%と予想しているが、国内生産はほとんど増加しない。
一方、輸入は28%増で9,500万トンに達するそうである。
これは需要を満たすために外国から輸入し、保管していることと関連する。

2013年に中国の1,800鉱山(国内鉱山の4分の1)が赤字になり、
閉山したのが備蓄量を増加させることに影響した。
石炭供給国数が増え、経済成長速度が遅くなっている状態では、
供給が増加するほど輸入価格が安くなる傾向が続くそうだ。
これは、モンゴルの石炭を輸入する価格に強く影響し続けているということだ。

輸送・ロジスティックに関する新要求:
モンゴルはトラックで石炭を運送し続けている。
中国東部へ運ぶとモンゴル石炭の価格は輸送費を含めて2倍に値上りする。

政府が「エナジー・リソース」社が建設したタワントルゴイ~中国国境までの
舗装道路を買い上げ、3月から全てのトラックが舗装道路を利用するようになれば、
地元住民が『災害の黒い砂煙』から解放される機会になる。

ガショーン・ソハイト経由で国境線から18キロメートルモンゴル国内に
乗り入れる狭軌鉄道の設計事業が終了し、今年の春から建設し始めるそうだ。
そして、「エナジー・リソース」社が建設し始めた炭鉱から国境線への鉄道盛土の
建設事業を停止させた政府は、自分で建設することになった。

モンゴルは石炭の唯一の市場へ同じ軌道幅の鉄道で貨物を運送しないと、
少なくとも矛盾が発生する。それでも、広軌道の北の隣国ロシアも中国市場へ石炭を輸出し、
2012年にはモンゴルより3倍多くの石炭を供給した。

フォーラムの出席者らは、国境検問所を国際的で24時間営業にする、
早急に中国と鉄道トランジット契約を締結する、国境検問所でのモンゴル側の21種類の関税と
中国内の10種類の手数料を軽減することを政府に要求した。

新技術:
前回のフォーラムで紹介していたドイツのWirtgen社の選炭技術を
シヴェー・オヴォー鉱山にて利用する契約を先日締結した。
そして、前回のフォーラム中、石炭を水を使用せずに洗炭する
二つの技術を紹介したのは、再生不可能な地下水資源を使用している
ゴビ地帯の鉱山関係者らの関心を強く引いた。

石炭を利用し、鉱山で石炭をエネルギーにし、「電気のシルクロード」に加盟し、
欧州に供給するプロジェクトにモンゴルが参加する希望を出した。
大きな成果は大きな夢から始まるものだ。

(次回に続く)

原文はこちら
訳:オーガントヤ

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