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外国投資とM-3 

sonin.mnより(2014.10.29)

外国投資を神聖視してはいけないが、悪魔のように見ることはもっといけない。
外国投資について、政治的見解をどのように理解するか説明するために、

これまで「外国投資と実利的ナショナリズム」(http://www.sonin.mn/news/easy-page/32940)、
実利的ナショナリズム(民族主義)について(http://economy.news.mn/content/191812.shtml)、
外国投資と工業化(http://www.sonin.mn/news/politics-economy/33555)、
外国投資と税金(http://www.sonin.mn/news/politics-economy/33555)
などいくつかのコラムを書いてきた。

外国人を攻撃する者が勇敢な愛国主義者であるかのように変質し、
外国人と交渉する者が祖国の裏切り者のように見られている
ポピュリズムの時代を終わらせる必要がある。
このために私は書いている。

実利的ナショナリズムの視点というのは、調査の結果に基づき、
自国の権利を正しく守り、自国及び外国人の権利の「バランスを取る」
ことが出来るものである。

数年前から投資家は「M-3」すなわちモンゴルミャンマーモザンビークという
同条件の国に、どのように投資を行うか、どの国がより良いか?
と話し合うようになった。
ダークホースの競争で、モンゴルは遅れること甚だしい。

遅れて民主化しても、ミャンマー外国投資を誘致しようとよく学習している。
シンガポールなどの先輩らは「モンゴルのようになってはいけないよ」と教えているそうだ。

最近の情報を見ると、モザンビークで400億ドルの投資が行われるとのこと。
同国の大統領は「我々は世界を変えようとは計画していない。
自国を変えようと計画しているのだ」と外国投資家に向けて非常に実利的な形で明言した。

それなのに、モンゴルの周辺では「世界を敵に回す」という考え方だ。
歴史上これまで開発できなかった天然資源(の急なバブル)によって
麻痺して酔っているのだろうかと思える。

1年半オユトルゴイの交渉を行い、結果が出ていない。
自分のことをチンギスハーンだと思って上から見下ろして座っている自分を、
ナポレオンに例えて交渉しているなら、交渉は初めからうまく行かない。

50億ドルの投資について話そうとしているのに、1.3億ドルの税金のことを
槍玉に挙げて、これをポピュリストたちは鬼の首を取ったように言うのは
嘆かわしいではないか。

税金は法律に従い正しく払われるべきだ。いくらであるかは
税務署の職員が決めることだ。
税金が正しいか間違っているかは国会議員や閣僚が心配するのは
仕方がないことだが、1.3億という数字にこだわるなら、
我が政府はポピュリズムにとらわれていると言わざるを得ない。
彼らには大きな投資を誘致する政策こそ重視してほしいものだ。
大小の問題を混ぜて話すことでわが国は「貧しく」なっている。

このため、交渉のテーブルに着く人たちに、トレードオフという
経済の概念があるということを思い出してもらいたい。
トレードオフとは人々の日々の生活にいつも出てくる。

食料を買って食べるか、服を買って着るか?
子供を私立の保育所に入れるか、公立に行かせるか?
家賃を払うか、インターネットの料金を支払うか?
人生は即ち常に選択の連続である。
人はどのような選択をしても、何かを得れば、何かを失う。
与えれば得る。得ていれば与える。
人生の法則だ。

トレードオフという概念を一言で理解できるモンゴル語を探したが見つからない。
さんざん探して「黄金のバランス」(訳注:絶妙の妥協点の意)と言うのが相応しいと思えた。

与えることと得ることの黄金のバランス。
皆の利益を考慮した「バランス」、皆に利益があるから「黄金の」という。

黄金のバランスは単に2つの項目の選択を行なうことに限らない。
多くの要因の中から選択を行なうことについてもだ。

外国投資家はモンゴルで利益を得ることを目的としている。
彼らの利益を得ようとする希望、我々の国を発展させようという希望を
一致させる黄金のバランスを言う。

「人は言葉で、家畜は足で」というモンゴルのことわざがある。
(訳注:家畜は言葉が分からないので叩いて分からせる必要があるが、
人間は話し合いで解決できるの意)
政治家が何も考えずに台無しにしないために、この考え方を広める必要がある。
そのような考え方の1つに「黄金のバランス」は含まれる。

モンゴルには資金がない。
外国から資金を持ってくる必要がある。
利益を求めてさまよう外国の資金を呼び込め。
入ってきた資金に利益を与えろ。
これこそが外国投資を呼び込む最初の条件だ。
その後で税金を取れ。
モンゴルに不足している資金力を増やせ。
国内の投資を増やす可能性を増やせ。
人々に雇用を提供しろ。
技術を獲得しろ、工業化して発展しろ。
外国投資家と自分の利益のバランスを取ることを
黄金のバランスという。
これこそを実利的なナショナリズムと言っているのだ。
自分の利益を守るためにナショナリストになれ、
投資家の利益を考慮するために実利的になれ。

実利的なナショナリズムという視点から、
一度でもいいからモンゴルの現状、
外国投資を取り巻く問題を見直す必要がある。

オユトルゴイと交渉するテーブルに着く際に、
黄金のバランスを見つけ、それを国民に説明できる必要がある。
外国投資家らと行っている「勇敢な猛々しい口論」はモンゴル人には必要ない。
結果が必要なのだ。

モンゴル国元首相
民族民主党党首 M.エンフサイハン

原文はこちら



訳:プージェー藤井

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