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予算削減は贅沢をやめることから 

news.mnより(2015.1.19)

O.チョローンバト首相顧問のインタビュー

-あなたは前内閣の政策に対しても副大臣でありながら、結構批判していました。
現在、サイハンビレグ首相の顧問として現政権が掲げる解決策をどう見ていますか?
一部の人は予算削減に賛成していますが、具体的にどこから始めればいいですか?


-過去2年間、いくつかの重要な経済指標が非常に悪化していることは
数字見ればわかる。数字はいつでも嘘をつかない。
外国投資がなくなってしまった。
2年前、外国から40億ドルの投資がされていたが、
去年の投資はわずか8億ドルだった。
モンゴルの通貨は非常に大きく下がり、インフレ率が上がった。
これら全てのマイナス指標のため、モンゴルに対する信頼度が下がっている。
現在、資金はモンゴルを回避している。なぜなら信頼度はゼロになってるせいだ。
投資が入ってこないと言うが、実際はモンゴルに対する信頼がないのだ。
もし信頼が回復すれば、おのずと投資も入ってくる。
信頼を回復するためには、正しい政策が必要だ。

-信頼を取り戻すため、モンゴルの政府はできるだけ努力しているように思います。
しかし、せっかく誘い込んだ投資家らの前へ獰猛な犬をけしかけていると
大統領が批判していました。
お金が必要だと言っているくせに、お金を持って来る投資家に対して
敵意を抱く人が政策立案者、議員の中には多いのですか?


-モンゴルに対する信頼を取り戻すため外国投資法を改正した。
これは外国投資家にとっていいシグナルとなった。
しかし今は、財政の最も重要な文書である予算、通貨政策に対して
責任を持って策定しなければいけない。
サイハンビレグ内閣が予算から1兆トゥグルグの削減について公表したのは
外国投資家へ良いシグナルを送っていると思っていい。
最近5年間、モンゴルは、非常に贅沢をしてきた。
8千億トゥグルグを毎月国民に配分した。
その結果が今の経済状態だ。
重要なのは、何から先に削減するべきかということだ。
無駄の多い福祉制度は整理するのは正しい。
だが、その前に公務員の贅沢を減らすべきだ。
予算削減はしっかりと地に足をつけた政策の下で行うべきだ。
今日、大臣、副大臣、長官、県知事、市議会議長、局長などの
公務員の電話代、ガソリン代、さらには買う必要のない家具や絨毯を
買って執務室を飾ったり、不要な海外視察出張は削減する必要がある。
また、公共投資も削減すべきだ。

-公共投資はどう削減すれば経済的な効率が向上するでしょうか?

-いくらでも多くの例がある。まずは、「新ソム」プロジェクトを中止するべきだ。
去年だけで、地方では29ヶ所の芸術文化センターを建設した。
1千人未満の人口のソムで年に2回しか利用しない
芸術文化センターの必要はないだろう。
近年は山の麓にいる遊牧民でさえパラボラアンテナを持っていれば
ウランバートルと同じように多くのチャンネルでニュース、コンサート、映画を
テレビで見ることができる。
そのため、そのセンターはただの空っぽの建物に過ぎなくなっている。
もちろん、地方での学校、幼稚園の建設は否定しないが、100人未満しか
子供がいない郡に、500人収容の2階建ての学校はいらない。
50人にも満たない子供しかいない幼稚園を改修して
200人収容の幼稚園を建設している。
こういう調査、計算なしの無駄使いをやめれば結構な節約ができる。
最近、公共投資は社会問題の解決ではなく、
だれかのビジネス投資になっている。
本来なら予算は社会の問題を解決することに使うべきなのにだ。

-もしあなたが言った通りに不要な投資を中止すれば、母親と子供向けの
福祉金を削減するより多額の節約ができるとういうことですね。
今年、サイハンビレグ内閣が公共投資をどう削減しようとしていますか?


-地方においてスポーツ複合施設、プールの施設14か所を予定していたのを
2か所にした。これはかなりの金額の節約になったと思う。
また、さっき言った公務員の贅沢をやめる必要がある。
議会の代表の各種出張を削減すべきだ。
(中略)
それに、モンゴルの通貨政策は大きく間違っている。
2年間通貨相場を下落させていた政策を正しい政策とは言えない。
トゥグルク相場が不安定なせいで、外国投資家は投資しない。
モンゴルの景気の見通しとなる2つの書類は予算と通貨政策だ。
つまり、外国投資家にとってはモンゴルから提供している経済情報だ。
この2つを正しく使うことができれば信頼を取り戻せる。

-対外負債比率の上限を上げることについて審議されています。
各政党がこれに関して少なからず意見の不一致がありますが?


-対外負債比率の上限を上げてもいいが、その前に歳入を何に使うのかを
最初に決めるべきだ。
借金した金で公務員給与、年金の上昇や、地方の建物建設などに使うなら
上限を上げる必要はない。
できるだけ短期間で収益の可能性がある分野に支出すべきだ。

-去年、「新ソム」プロジェクトでたくさんのカナダ製一戸建てを建設しました。
本来ならそれらの代わりに、各郡に雇用創出を行えば首都への人口流入を
抑えることができていたのでは?


-繰り返すが、贅沢をやめない限り予算の負担を抑えることは無理だ。
県知事、郡長がウランバートルに来るのに大きな四輪駆動車に乗る
必要がどこにある?予算の資金を使ってウランバートルに住む子供を
送り迎えする県知事や郡長は多い。
このような無用な贅沢こそやめるべきだ。
10年前の予算支出は千億で、人口も現在とほぼ同じだった。
だが、今日の時点で収入と支出がどれぐらい増加したか見るがいい。
「新ソム」プロジェクトは地方が自分の予算で解決する問題だ。

鉱山開発プロジェクトを開始しようとしたら、上も下も一緒になって
その投資家を追い出してしまう。鉱山開発プロジェクトが実施されている
地元は発展する機会だと理解する必要がある。

-モンゴルは投資家を非難する人を好んでいます。
もし、外国の投資家を擁護すると裏切り者や中国人扱いされます。
こういう状況に置かれている今、だれが投資してくれるでしょうか。


-モンゴルの閣僚は投資を止める競争ではなく、
県への投資を誘い込む方法について競争してほしい。
1つの大きな鉱山開発プロジェクトの実施開始によって
経済に何も好影響がなかったことは歴史上ない。
そのプロジェクトに何人のモンゴル人が雇用されるか
から始まって、そこで働く人々の食料などをモンゴルから
供給するのは確かだ。
少なくとも、肉・乳製品や小麦粉を供給する。
だから、配当金をもらうことだけが利益ではない。
そのプロジェクトが赤字になっても雇用創出があり、
それに従って従業員の購買力が増え、中小企業が発展し、
そして富の創造者が納税し、その税金で公務員の賃金が上昇する
など経済が連鎖的に発展するのだ。

その一方、ビジネスに政府の参加は不要だ。
政府はビジネス環境を整備するだけでよい。
配当金はモンゴル経済に重要ではない。
ただ、モンゴルの長官が自分の介入を増やそうとしているだけだ。
私がいつも言う通り、「ボローゴルド」の収益の6割はモンゴルが受けた。
また、オユトルゴイの利益の6、7割はモンゴルに残る。

-今でもオユトルゴイに反対する愛国者は少なくありません。
モンゴルの愛国者は学校や幼稚園、病院を作ってくれという
デモはしないのに、鉱山に投資が入ってくると蜂の巣をつついたように
大騒ぎするのは嘘ではありません。


-モンゴルは地下資源を経済循環に取り込んで資金を得るしか方法がない。
もし鉱山への投資がなくなるとビジネスは進まない。
雇用、世帯収入が下がる。
外国からの投資に反対するくせに自分から何の投資もしない。
私にはそんな人々が理解できない。
ドル相場が激しく上がっている現在、投資しようとしている
外国人を追い出してはいけない。

-経済危機を乗り越えることがサイハンビレグ内閣の課題です。
そのためどういう政策が必要だと思いますか?


-経済危機が訪れている今、正しい評価を行い、
正しい結論を出すことが重要だ。また贅沢をやめることだ。
貧乏人の困った癖で、お金があると何も考えずにすぐ無駄使いしてしまう。
外国人から見るとモンゴル人はそれと同じように見えているだろう。
だから、今からそれをやめるべきだ。

記者:J.エルヘス
原文はこちら

訳:セレンゲ



チョローンバト首相顧問は前の経済開発副大臣でした。
その前には中央銀行総裁も務められたことがあり、
経済・通貨政策には明るい方です。
うんうんと頷くところも多いです。

一部訳を飛ばしたところもありますが、
歯に衣着せぬ語り口は良いですね。
予算を無駄遣いしている人には届いたのでしょうか?

プージェー藤井

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