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大統領が国民に意識改革を呼びかけた(2) 

前回の記事
大統領が国民に意識改革を呼びかけた(1)の続きです。

表現がくどい、言い回しが長ったらしいと思われるかもしれませんが、
モンゴルの人は詩人が多く、詩的表現がよく出てくるためです。
大統領の演説(寄稿文)の詩的表現の美しさが
読者の皆さんに伝わらなかったとしたら、
訳者、監修者の力が至らなかったのかも知れません。
そのあたりはご容赦を。

(プージェー)



頭の苦悩とオユトルゴイの苦悩

「革命家は頭で生きる」とバーバルが以前書いた。
現在モンゴルで、頭痛の種となっている(他人の指示で動く)頭の人がいる。
だが、こういう頭の人に依存して生きるのではなく、むしろそのような頭の人が
いてもその人たちと共存するために我々は(民主化の時に)自由を選んだのだ。
他人の言いなりになって楽に生きるより、苦労しても自分の頭で考えて
人生をいきるという道を我々は選んだ。

現代のモンゴルの社会現象になるまで進行した2つの苦悩がある。
一つ目は賄賂、もう一つは悪意だ。どちらにも著者と主人公がいる。
我々は賄賂についてこれまで十分に話してきた。
どうすれば制限できるかもなんとなくわかっている。
だが、悪意についてはこれまであまり話してこなかった。

何かを創ろうとした者に、そうさせまいと悪意をもって妨害する。
何かを建てようとした者に、建てさせまいと悪意をもって妨害する。
出すべき決定を出させまいと悪意をもって妨害する。
やるべき仕事をさせまいと悪意をもって妨害する。
こちらを向いている者が背を向けるまで悪意をもって妨害する。
モンゴル人の意気が消沈するまで悪意をもって妨害する。
外国人が出国するまで悪意をもって妨害する。
正しい心を持つ者を批判して妨害する。
悪意を持つ者を喜ばせて妨害する。
このような妨害を行なった者の責任の所在を不明にして妨害する。

これまでできなかった、創れなかった、解決しなかった、
実施しなかったことについて話すのは意味がない。
なぜなら、させなかった建設、実施しなかった決定のために、
誰も責任を取らないのだから。

良くも悪くも存在しているもの、成し遂げたことについては話せる。
改善もできるし、悪化もできる。批判も、賞賛もできる。
さらに、自由社会ではいくら悪化してもいずれは改善する方向へ
向かっていくという言葉がある。
しかし、存在しないものはどうすることもできない。
我々が過去25年間に建設しなかった発電所、鉄道、工場がどれだけあるか。
その中で、建設して営業しているのはいくつあるか?
確実に1つだけは言えるだろう。
オユトルゴイの精錬工場のことは言える。
とにかく、出した決定、結んだ契約、建てた工場なので、
我々はそれらについては話せる。
そして、それをあちこちから侵食する一つの頭がいる。

モンゴルの発展に影響を及ぼすほどに大きな一つの建設を止めるのは、
モンゴルのための一つの命を絶つことと同じである。
人間に例えると胎児を母体内で中絶することと同じだ。
中絶された胎児について語ることはないだろう。
その一方、生まれてきた赤ちゃんなら悪口を言われても
褒められても成長していく。
オユトルゴイはモンゴル国と外国投資家の間から生まれた子供だ。
悪いなら改善して、善いならそれを維持していくべきだ。
善悪どちらでも、人間は自分がやったこと、やり始めたことに関して
批判されながら頑張っていく。
その後から得るべき教訓を得て改善していく。

ものごとの本質は時間というフィルターを通した後にわかるのであって、
腕時計をした自惚れ者がしたり顔をしてやる前からわかるものではない。

何かを創造するのに絶好の好機というのは
なかなか到来するものではないと何回も言った。
特に、モンゴルのような国にはタイミングが一番大事だ。
もし、エルデネト鉱山が現代に発見されていたら、
エルデネト銅工場は建設されなかったかもしれない。
我々は、失敗を恐れる社会主義の時にも失敗をしていた。
世紀の建設といわれたエルデネト工場でさえ、開業以来25年後に
やっと黒字化しモンゴル政府に所得税を支払うようになった。
あらゆる資源は利用されてこそ富になり、収益をもたらしてくれる。

今の時代にモンゴル人に宇宙へ飛ぶ機会が与えられていたら、
グルラグチャー(訳注:モンゴル人初の宇宙飛行士)は飛ばなかっただろう。
誰かの意図で放送されたネガティブキャンペーンで
彼が乗るはずの宇宙船を飛べなくしてしまったかもしれない。
我々の宇宙英雄がうまいタイミングで生まれたのはどれほど幸運だったことか。
タイミングと機会は我が国にとって、外国の紙幣より価値があり、貴重なものなのだ。
好機逸すべからず、手に入ってきた好機を逃さずつかめば
モンゴル国民が新しい誇りを創り出せる。
だが、その好機を逃してしまえば、埒の明かない言い争いだけが残る。

(大統領が国民に意識改革を呼びかけた(3)に続く)

原文はこちら

訳:セレンゲ


冒頭の詩的表現による演説に関してですが、
別の言い方をすれば
「モンゴルの世論はロジックよりも感情で動きやすい」
とも言えるかと思います。

(プージェー)

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