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ハーン銀行加藤頭取のインタビュー1 

ひと月ほど前の記事になりますが、紹介します。
(プージェー)



Mongolian Economy誌(2015.02.26)より

ハーン銀行の加藤紀彦頭取:モンゴルは重要な目的に集中して速やかに判断していくべきだと思う。

モンゴルの大手銀行の一つであるハーン銀行の加藤紀彦頭取は
モンゴルに2009年から赴任している。
加藤氏は、東京三菱UFJ銀行バーレーン支店の支店長、
中東担当部の部長の職を務めてきた銀行分野に関して
豊富な経験を持つ一人である。

- ハーン銀行は、国内外の顧客に多くの新しいサービスを提供しています。
Moody’s格付け機関は御行の信用格付けを下げなかったと聞きました。
これについてお話いただけますか?


- 国際投資家格付け機関はモンゴルの景気が悪化していると見ている。
最近、ムーディーズがモンゴルの一部の銀行の信用格付けが下げられたが、
当行は格付けを維持できた唯一の商業銀行である。その理由は、
当行のビジネス領域が多様性に富むだけでなく、ビジネス領域の多くが
安定的な個人及び中小企業で構成されることと関係があると思う。
我々の事業に対する国際格付け機関の結果に影響した重要な要因は、
当行の透明性、会社の良好な統治を継続的に強化してきたためだと思う。
不景気で、マクロ経済が悪化している現在、私たちはもっと注意深く
マクロ経済の問題を解決するため速やかに行動するべきだ。
現在の状況の中で、各銀行はリスクを下げて正しく経営していくために
努力していると確信している。

- 御行はカストディアンサービスを導入する準備をしていますね。
これについて詳しく話していただけますか?


- カストディアンサービスは大きなチャンスだと思っていい。
だから、モンゴルはこのサービスを導入するべきだと思う。
カストディアンのサービスを提供することによって、政府の債権、
モンゴルの大企業の株などを通して外国から投資を呼び込む好機ができる。
こういうサービスを提供することは経済にいい影響を与える。
しかし、カストディアンサービスは信頼できるシステム、高度なプログラムの他、
非常に緻密な事業体制が求められる。
カストディアンサービスの提供は銀行によりふさわしいが
これには、巨額の投資と大きな努力が必要だ。
こういうビジネスは、利益が出るまで何年間もかかるが、
中・長期のビジネスチャンスが出てくると思う。
今現在、2行の商業銀行がカストディアン営業の許可を持っている。
ハーン銀行もその許可を取得しようとしている。
我々は外国人投資家及び世界中に知れられている
カストディアン銀行と接触している。
彼らはモンゴルへの投資に興味を抱く多くの投資家と協力している。
世界的に有名なカストディアンが投資家に対して良いサービスを
提供するためには、当国の副カストディアンと高い水準で協力する。
モンゴルの銀行にとって成果を上げる、信頼できる管理を
適切な水準に保ち、さらに世界的なカストディアンの要件を
満たすため相当の努力が必要である。

- それでは、モンゴルのカストディアンサービスの未来像はどうですか。
あなたは全商業銀行がこのサービスを導入するべきと考えますか?


- サブ・カストディアンサービスを提供するかどうかは、その銀行の
方針によるが、このビジネスは事業の高い能力の他、システムに
巨額の投資が必要になる。
登録、配当金の配分、納税、正確な報告など多くのことを
自動化しなければならない。
ミスは許されない。これらがカストディアンサービスの基本要件だ。
だから、この分野において生き残る銀行は多くはないと思う。
それに、その国の市場、経済の規模がカストディアンサービスを
制限してしまう場合もある。
一方、投資家を安心させるため、市場においていくつかの
サブ・カストディアンが存在するべきだ。
1つだけのカストディアンに頼るのは危険だ。

- 投資家はこの機会をどう見て、どう受けとめているのでしょうか?

- モンゴルに興味を持つ投資家は多くいる。
残念ながら、モンゴルの現在の市場状況は以前と比べて悪化した。
それでも、いくつかの外国から大きな投資がすでに行われている。
モンゴルでは、中・長期にはより良い機会が訪れる。
世界的に大きなカストディアン銀行はモンゴルの金融市場の
成長プロセスに興味を持っており、同ビジネスに関連する全ての情報を
調べ、モンゴルへの投資環境がどう改善するだろうかと注視している。
国際投資家に対して信頼できるサービスを提供するため、
世界のカストディアン銀行を慎重に観察している。
なぜなら、大手機関投資家はカストディアンサービスが
導入されていない国には投資を基本的に行わない。
しかし、小規模あるいは独立系の投資家はブローカーを
通じて証券取引所、国債に投資を行う。

- あなたはモンゴルの銀行業界の現在の水準と将来の発展を
どのように想像していますか?


- 銀行に関してよくある問題は、資産価値及び流動性である。
最近2年間、融資に過度に重心を置いた政策を取った結果、
昨年の7月に政策金利が引き上げられた。
モンゴルの政府及び中央銀行はそれらの融資計画を徐々に
停止する政策を取っているが、狭い範囲で融資し続けている。
政権がインフレ激化を予防するため通貨供給を減らすのは当然だ。
以前と比べて市場においてトゥグルグ不足が生じ、経済成長の
足を引っ張っている。
さらに、国民が銀行から借入できなくなる、あるいは資金調達コストが
上がってしまう。
ハーン銀行は顧客の需要に応えるために、流動性を維持することを
常に心がけている。
流動性と資産価値はモンゴルの各銀行にとってしばしば直面する問題だ。
2008年、2009年は、GDP成長率がマイナスに転じ、当時の銀行の
不良債権比率は現在より比較的高かった。
今は、皆がその時の経験から学び、資産価値を適切に管理するよう
注意を払っている。

(ハーン銀行加藤頭取のインタビュー2へ続く)
原文はこちら

訳者:セレンゲ


カストディアンとは、
「投資家に代わって有価証券の保管・管理を行う金融機関のこと」だそうです。
詳しくは、こちらからどうぞ。(http://www.ifinance.ne.jp/glossary/finance/fin157.html)
(プージェー藤井)

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