スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モンゴル経済フォーラム2015での大統領基調講演(3) 

前回の続き

新技術のおかげでチャンスは無限になった。資源も無限になった。

このような誤解が一部に生まれた。
モンゴル人は資源を持っている。
埋蔵量も大きいのだから一部の投資家を追い出しても、
また別の投資家が入ってくるだろうと思っていた。
しかし、時代は変わってしまった。
時代を読み間違えた人々の考えのままになっている。
一部の政治家は、モンゴルには資源があるのだからまた投資家は戻ってくると言っていた。
そのような話には将来性が無い。
押し出すほどに入ろうとし、殴るたびに好きになり、
追い出すたびに戻ってこようとすると思っている。
こんなことはありえない。
資源やチャンスが有限だった時代にはそうだったかもしれない。
しかし今は新しい技術のおかげでチャンスは無限になった。
資源も無限になった。

先日国会議長が日本を訪問した際に「水素自動車に乗った」と私に報告した。
水素はこの世界で最もたくさんある物質だ。
それをどこからも出すことができる。単に価格の問題だった。
それをほぼ解決している。

こうなると、「わが国には石油がある、このような資源がある」と
君がどれだけ立ち上がって叫ぼうが、数年後には必要なくなる時代が来る。

我々は非常に大きな石炭があると言ってその上に胡坐をかいていたら、
5年10年、50年後にはどうなっているだろうか?
我々だけに石炭があるからモンゴルに来てくれるということはない。
この状態はモンゴル人にもそのような新しいチャンスがあることを見せている。

今、普通の生徒が家で昔の通行手形の形をした本のしおりを作って
Ebayというインターネットサイトで販売し、何百ドルも手にした。
考えて見なさい。
1993年に大統領選挙に立候補していた人が
「モンゴルの全世帯が工場になる」と言っていた。
そのときには夢のような話だった。
しかし、今は何かアイデアが浮かんでチャレンジすれば、
子供でもできるような時代になった。

30年前に10億ドル分の製品を販売するためには、おそらくテレビで
10億人に見せる必要があったが、今は自宅に居ながら作った製品を
インターネットで広告して30万人に直接宣伝できる。
そのうちおそらく300人は興味を持って購入するかもしれない。
このようなすばらしいチャンスがあるのだ。
これこそ、注目すべきだ。
このようなビジネスを支援する必要がある。
ただ審査だけをしなさい。
モンゴルにあるチャンスを利用して物を作りなさい。
もし君がこれを外国に売っているなら、それをいくらで売っているかは
関係なく、君を支援する。
君はこれをいくつ製造できる?
重要なのは、このアイデアを知的財産として登録し、
国民皆が特許登録するようにならなければならない。
「この商品はモンゴルで特許を申請しています。買うなら売ってあげます」
と言えるようにならなければならない。
それ自体で物を作ることができなくても、知的財産を売ろうではないか。

モンゴルのラクダのミルクから糖尿病を非常に簡単に治療できる。
世界中で3人に1人がこの病気にかかっているか、症状が出ている。
他の場所が作ってパテント、知的財産権を取ってしまった人も居る。
ラクダがなぜ糖尿病にかからないかを調べていたのだ。
水を少ししか飲まない、いつも塩分の高いものを食べていて、
一番先に糖尿病になりそうな生き物はラクダだ。
それなのに、ミルクの成分に治療する成分があるのだ。
フタコブラクダはモンゴルに最も多く生息する。
私は先日ツァガンサルに多くのラクダをもつ家庭を訪問した。
問題を非常に簡単に解決している。
そのようなビジネスを支援しようではないか。
そのようなスタートを支援しようではないか。
馬の骨から人の骨粗しょう症を予防するエキスができた。
薬を作る必要はない。
最初はエキスやサプリメントでいいのだ。
これをモンゴル政府は支援すべきだ。
私は個人的にはチンギス債の残りの7,000億トゥグルクは
これを支援する決定を出すように言いたい。

他の発展途上国ではスタートアップ企業を登録させる。
それらを必ずしも行政が登録する必要はない。
もしそうするならまた1つ役所を設立するだろうから
行政ではなく、単に民間企業が登録する。
フェイスブックでページを開くだけでもいい。
ツイッターのアカウントを開くだけでもいい。
もし支援して欲しい企業があれば、私は真っ先に
そのような企業を訪問する。
私はそのようなフェイスブックを真っ先に支援する。
一部の人は私にあちこちに来て欲しいと招待しているそうだ。
必要なものには私は呼ばれなくても訪問する。
必要なものには私は支援は要らないといわれても支援する。

先ほど私の述べた技術的解決策が見つかった。
製造をする際に会社、企業、行政に見て欲しい、
あなたに見て欲しい、国民に見せよう。
もしあなたが自社製品を広告したい場合、大統領府に連絡しなさい。
ツァガーン長官が今ここに座っている。
私は真っ先に訪問する。そこの人たちと一緒にお茶を飲み、話し合う。
大統領府に戻ってきて、
「あそこにはこのようなすばらしいアイデアがある。仕事がある。支援しなさい」
と言う。
これこそが、現在直面している経済危機を脱する1つの方法なのではないかと私は思っている。

自由には国民を喜ばせるという目標は無かった。民主化も同じ

民主主義移行後25周年を迎えるが、
「皆の望んだ社会を作ることができたか?」と質問する。

自由には国民を喜ばせるという目標は無かった。
民主化も同じだ。
B.ハグワスレン氏が先日テレビで非常に適切なことを述べていた。
「この自由というものは、私に何かをしろと言って渡されたものではないだろう。
私に自分で自分の人生を切り開いていけと渡されたものだと思う」
正鵠を射ていた。
まさにそのようにして自由を得たのだよ。
そのようなチャンスなのだよ。
それなのに、ある者は外に出てデモを叫び、ある者はハンガーストライキをする。
このような状態で問題を解決することはできない。絶対にだ。

人類が他と違うのはこのためだ。今は皆が力を合わせて物事を成し遂げるときだ。
叫んだり、批判する人は多い。
最近、テレビで批判を聞くのに国民は飽き飽きしている。
すぐにチャンネルを変えてしまう。
人によっては怒りながらチャンネルを変えている。

新しいビジネス、新しい決定を出して
「モンゴルの発展の目標はこのようであるべきだ。これを法律にしてください」
と私に法律の案を持ってきたビジネスマンは一人もいない。
「あなたたちはたくさん批判をし、多くのことを話すが、1つでも解決策を持ってきなさい」
と私は去年話していた。
「政府は無責任だ」と言ってたくさん叫ぶ。
しかし誰も私のところに行政責任に関する法案を持って来なかった。
私はこれを自分で作成し、上は大統領から下は郡議会議員まで、
県知事まで、国会議員までどのような責任を取るべきかを法案にして国会に提出した。
問題は政治の中にある。
政治家が責任を負わなくなったからである。
責任を負わないなら民主主義社会自身の意味が失われる。
その意味でモンゴルで民主主義の意味が失われた。
だから責任を取り戻そう。
大統領を、国会議員を、選挙で選ばれた人を国民がリコールできるようにしよう。
道義的責任、政治的責任とは何なのか?
悪いことをしている大臣、首長らを退場させようとしても、
出口を法案として文書化して持って来ていないのだ。
私は何度も言ってきた。
選ばれるか、刑務所に入るかというこのような両極端の制度をやめようと。
中間の過ちを犯せば謝罪して辞職する、この出口を法律化しようとしているのだ。

道義的責任とは何か?政治的責任とは何か?
そのような責任を負うなら何を失うのか?
責任を取らずにその職に留まり続けているなら、
政治に戻ってくる扉をどのように閉めるのか?
これらを法律で定めよう。
それでこの法案を提出した。
国会は春期国会で真っ先にこれを審議するべきだ。
そうすればモンゴルの政府に責任感が出てくる。
モンゴル国は約束したことを守るようになる。
モンゴルの政治家、政策決定者が責任を持つようになる。
ひいてはこれが投資を回復し、国民からの相互信頼をも回復することになる。
連立与党の人々の信頼をも回復することに役立つ。
私はこの仕事を進めようと思っている。

パブリックコメント法はビジネス分野を制約し、阻害し、
うまく行かないと言っている。
そのうまく行かない項目を国会で、委員会で、国民に公開の場で
生放送で説明する必要がある。
それをパブリックコメント法で解決するべきだ。
私はそれを発案して提出した。
郡でも県でも国会でも議論しなさい。その権利を行使しなさい。
その上で、嘘をついたなら、無責任な行為をしたなら、
無責任な行為が確認されたら、その者の責任を直ちに問いなさい。
まず解任しなさい。
私は自らの行いでこれを見せる必要がある。
来週金曜日に私は国会で報告するよう国会議長に申請書を出した。
「何年も書類を提出した。今は審議しなさい。国民も審議を望んでいる。
私は国会に行き、大統領としてこれまでに何を行なったか、
今後何をしようと考えているかを話します」
と言った。
国会議長は了承した。
来週金曜日に先ほど私が話したように、
皆さんにお見せすることができると思う。
ここから始めよう。このことを法律にしよう。

(4.へ続く)



訳:プージェー藤井

ラクダのミルクが糖尿病に効くというのは初めて知りました。

この記事が役に立った方は
↓こちらを各1回↓クリックお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
人気ブログランキングへ

皆様の応援が力になります!
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://mongolnews.blog133.fc2.com/tb.php/988-ae62cccd

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。